トーク&パフォーマンス
「アジアの人形芝居 〜 伝統と現代、そして明日へ」

いまも各地に、人形芝居の豊かな伝統が息づくアジア。

そんなアジアから、カンボジアとミャンマー、そしてラオスの劇団がやってきます。

いずれも、それぞれの歴史と社会の変化の中で、問題に直面しつつ、独自のチャレンジでそれをのりこえ、世界的に活躍する劇団です。さらに日本から、ユニークな様式をもつ乙女文楽を加えて、アジアの4劇団がおおいに語りそして演じます

3月18日(日)13:00〜17:00 (開場12:30)

川崎市国際交流センター レセプションルーム

東急東横線 元住吉駅西口徒歩10分

川崎市中原区木月祇園町2-2 tel.044-435-7000

アクセスの詳細はこちら

料金 一般 ¥3000-/ 学生 ¥2500-

1部 トーク ここでしか聞けない、とっておきのお話。(約90分)

いま、どんな機会に上演されている?  伝承にどんな問題を抱えている?

どんな挑戦をしている? 現代人形劇と伝統との関係は?・・etc.

2部 パフォーマンス(約120分)

参加4劇団による、解説付のパフォーマンス。短時間でエッセンスがわかります。

出演劇団

カンボジア

伝統影絵芝居スバエクトム

ティー・チアン一座+文化芸術省付属影絵劇団

ミャンマー

伝統糸あやつりヨウッテー・ポエー

マンダレー人形劇場

ラオス

現代人形劇

ラオス国立人形劇場カボーン・ラーオ

日本

人形浄瑠璃・乙女文楽

ひとみ座乙女文楽

共催:(財)ユネスコアジア文化センター(ACCU)

    2006/07年ACCU国際教育交流事業

後援:日本ウニマ(国際人形劇連盟日本センター)申請中

お申し込みとお問い合わせ

(財)現代人形劇センター

tel.044-777-2228/fax044-777-3570

e-mailはこちらです(asia@puppet.or.jpへ)

出演劇団紹介

カンボジア◇伝統影絵芝居スバエク・トム

ティー・チアン一座+文化芸術省

祭礼や仏事の儀礼として演じられてきた、壮麗な影絵芝居です。厳しい内戦の時代を耐えてみごとに復興をとげました。繊細で美しい彫刻の大型影絵人形、そしてスクリーンの表と裏で、遣い手の身体を駆使したダイナミックな表現が特色です。次代を担う若手の姿を中心に紹介します。(2005年ユネスコの無形遺産「傑作の宣言」を受ける)

ミャンマー◇伝統糸あやつりヨウッテー・ポエー

マンダレー人形劇場

18〜19世紀の宮廷で発達。一時は人間の演じる舞踊や演劇を凌駕する人気を誇り、各地の祭礼で庶民にも愛されてきました。ミャンマーの美意識の結晶ともいえる華麗な人形と、洗練された技法を伝える劇団が各地で活躍。観光資源としても君臨しています。中でもマンダレー人形劇場は、積極的な活動で世界的に活躍しています。

ラオス◇現代人形劇

国立人形劇場カボーン・ラーオ

いま欧米、そしてアジアの各国から注目されている、現代人形劇団です。森の国ラオスの、豊かな自然素材や日常の生活用具などを用いた自由な発想溢れる作品を上演。ヨーロッパの先進的な表現手法にインスピレーションを得ながらも、自国の自然と生活文化、そして伝統的な精神世界に根ざした活動で存在感を発揮しています。

日本◇人形浄瑠璃・乙女文楽

ひとみ座乙女文楽

人形浄瑠璃文楽は、三人で一体の人形を遣い、精緻な表現で世界的に高い評価を得ていますが、乙女文楽はそこから派生して、豊かな表現力をひとりの人形遣いによって可能にしたものです。人形の構造に工夫が加えられ、人形遣いの身体と人形の動きが一体化した、細やかで写実的な動きが特徴です。女性のみに伝承が許されています。

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